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オープニングアクション停止

200系ランクル用の300系ルックのヘッドライトとテールランプです。

200系ランクル用テールランプオープニングアクション停止加工

200系ランクル用ヘッドライトオープニングアクション停止加工

テールランプの方は特別難しいと言う事は無かったのですが、ヘッドライトは予想外の仕様となっておりました。

マイコン基板

↑DRL、ポジ、シーケンシャルウインカー兼用の基板です。

マイコンチップが基板に実装されていますが、このマイコン1個で白のLEDと黄色のLED両方を制御する構成になっています。

つまりマイコンを動作しないようにするとシーケンシャルウインカーまで停止してしまうと言う問題がありました。

コストを抑える工夫だと思いますが、なるほどと感心してしまいますね。

加工の方法も色々とありますのでこんな条件でもシーケンシャルウインカーは殺さずに問題無く完了しました。



しかしオープニングアクション停止のご依頼の多い事・・・・

接続の方法の変更などでオープニングアクションは簡単に無効化出来る様にして欲しい物ですね(・ω・;)

tag : ランクルランドクルーザーオープニングアクション

オープニングアクションの停止加工

社外品ヘッドライト、テールランプのオープニングアクションの停止加工のご紹介です。

まずはcp3インスパイアのヘッドライトです。

インスパイアの社外品ヘッドライト

デイライト点灯時、ポジション点灯時にオープニングアクションでL字部分が派手に流れて変色します。

ノーマル状態への切り替え機能が無いのでこの機能を停止する加工をさせて頂きました。



良く出来ているだけに完全に殺してしまうのは勿体ないですが、車検不可なので仕方無いですね(xωx)

このヘッドライト、ここ以外にもたくさんの問題がありました。長くなるので割愛しますが、

社外品ヘッドライトのリスキーな部分が多数見つかっております。

2例目はカムリの社外品テールランプです。


こちらもデザインと言い、ホントに良く出来ていますよね。

LED基板の中にコントローラーが同居するタイプなので結構面倒な基板加工が必要になりました。

オーナー様からご依頼があった訳では無いですが、一応配線のつなぎ替えで再有効化も出来るように仕上げさせて頂きました。

もう1件、近日中に同様の加工が控えていますのでまたご紹介させて頂きますね(^^)

tag : インスパイアカムリオープニングアクション

サージ電流による誤作動

昨日ご紹介させて頂きました30ヴェルファイアの加工ですが、このお車には最初から

ウインカーポジションキットが取り付けられた状態でご入庫されました。

しかし加工したヘッドライトを取り付けるとデイライトをスイッチでOFFにした瞬間に

このウインカーポジションが瞬停する現象が発生しました。

調べて見るとデイライトのオンオフ用に取り付けたリレー機から発生するサージが原因である事がわかりました。

リレーの様にコイルを持つ電気回路ではコイルへの通電を停止した瞬間に逆起電力と言う物が発生します。

サージ


この電流によって他の電子回路が誤作動を起こしたり故障する事もありますので注意が必要な部分ですね。

動画にまとめましたのでご覧頂ければと思います。



tag : リレーサージ逆起電力

ジムニーのヘッドライト変換ハーネス

先日もご紹介させて頂きましたが、ジムニー/シエラのヘッドライトの変換ハーネスのご紹介です。

ジムニー/シエラのヘッドライト変換ハーネス

ハロゲンヘッドライトに純正LEDヘッドライトを移植する際はこのハーネスで簡単に可能です。

左右2個ワンセットで9800円(税別)での販売となります。

お問合せはこちらからどうぞ。

tag : ジムニーシエラヘッドライト変換ハーネス

24V用赤ウインカーのシーケンシャルウインカーリレー機製作

コントローラー類の製作依頼もちょこちょこと頂いております。

今回の製作品は24V車用の赤ウインカーのシーケンシャルウインカーリレー機です。

24Vのシーケンシャルウインカーリレー機

赤ウインカーでシーケンシャルウインカーにするとハザード時にブレーキランプが無くなってしまうと言う問題があります。

この部分は230セドリックの様にハザード時だけ外側1灯が点滅する様に変則的な回路も組んでいます。


(動画中のカチカチ音は動作テスト用のウインカー信号ジェネレーターの動作音です。本機からの音ではありません)

車検モードも搭載していますので外側1灯を黄色のレンズに交換すれば車検もクリア出来る様にしています。

そしてこちらもコントローラーの製作。

コントローラー

某カスタムカービルダー様よりご依頼頂きました。

純正LEDヘッドライトを破棄して違う物に交換する際に発生するヘッドライトのエラー対策と

ハイ・ロー・ポジション電源を取り出せる様に専用のコントローラーを製作させて頂きました。

準量産的なご依頼となります。

当店ではこの様に特殊な車載灯火制御の動作に特化した専用コントローラーの製作も承っております。

大量生産では無く1案件ごとに設計を行ってからのハンドメイドになりますので決してお安くは出来ませんが

色々なご要望に沿う物を製作させて頂きます。

S様、I様、この度は当店にご依頼頂きまして誠にありがとうございましたm(_ _)m

tag : シーケンシャルウインカーリレー24V赤ウインカー

LEDヘッドライトからH4に変更

新型の500系ハイゼットトラックのヘッドライトです。

ハイゼットのヘッドライト

このヘッドライトから旧車のH4シールドビームに変更したいが、エラーが出るとの事で業者様からなんとか出来無いかとご相談頂きました。

最近の軽トラの灯火はエラー監視がされている物が増えて来ています。特にスマ足系はすぐにエラーが出ますので要注意ですね。

このヘッドライトもエラー監視がされており、ポジションランプはCAN通信式なのでヘッドライトのカプラーから電源を取る事が出来ません。

エラー対策の部分で少しややこしい事をしなければなりませんが、対応出来るユニットを製作させて頂きました。

H4に変更

コントローラーのケースは少々大きくなりますが、防水仕上げになりますのでバンパー裏やフロア下に固定出来ます。

純正のヘッドライトカプラーとはカプラーON、H4バルブ共にカプラーONで簡単に接続できます。

ポジションの電源も取り出せるように配線を出しています。

ノーマルのLEDヘッドライトはハイビーム時にロービームも点灯しますが、H4でハイロー同時点灯すると発熱が大きくて

カプラーが溶けたりする心配もありますしハーネスにも負担が大きいのでハイビーム時にはロービームを消灯させる対策も行っています。

今回は車両入庫では無くライトだけの対応なので車載しての解析が出来ません。

多分問題無いと思いますが、万が一もし上手く行かなければ改めて車両ごとお預かりしての対応に変更させて頂きます。

LEDヘッドライトをH4に変更なんて事もカスタムでは珍しいことでは無いのでこれが上手く行けば色々と応用が効きそうです(^^)

I様、この度は当店をご利用頂きまして誠にありがとうございましたm(_ _)m

旧車用のシーケンシャルウインカーリレー機の制作

旧車用のシーケンシャルウインカーリレー機を製作させて頂きました。

旧車用シーケンシャルウインカーリレー

仕様は

・12V
・プラスコントロール
・ハロゲン球ダブル球使用
・片側3連
・赤ウインカー
・ハザード時に変則パターン(230セドリックのパターン)
となっております。

細かな仕様に合わせてオーダーメイド可能です。

特に赤ウインカーではハザードを出しながらブレーキを踏むとブレーキランプが点灯しないので危険です。

ブレーキよりもウインカーが優先で点灯しますので。

その為ハザード時(左右ウインカー信号が同時に入力された場合)にブレーキ信号が入力された場合には

内側2灯はウインカーの制御を外し逆に外側1灯はウインカーだけの動作になる様にちょっとややこしい回路を組んでいます。

ハロゲン球を使う前提なので各部の電流値も余裕を持った設計にしています。

本体にインジケーターを装備していますので不具合発生時に配線側の不具合なのか

リレー機内部の故障なのかが簡単に見分け出来ます。

実はこれ、製作作業時にも結構役に立ちます。

では動作の詳細は動画でご覧下さい。



T様、この度はご依頼ありがとうございましたm(_ _)m

tag : 旧車シーケンシャルウインカー赤ウインカー

レクサスLM続編

入庫中のLM仕様車は全ての作業が完了しました。

レクサスLMのテールランプ移植

残って居たテールランプの作業内容です。

入庫時は社外品のテールランプが装着されていましたが、

コーナーテールだけ純正を使いたいと言う内容です。ロゴの問題ですね。

ロゴ

純正の場合、シーケンシャルウインカーの制御回路はセンターガーニッシュに組み込まれておりますので

センターガーニッシュが社外品の場合は純正コーナーテールのウインカー点灯を制御出来無いと言う事になります。

そこで擬似的にウインカー制御信号を作る電子回路を製作して動作出来る様にしました。

全く違和感なく綺麗に流す事が出来ました。



この後陸送車でお引き取りとなります。

こちらは50エスティマ後期(末期)型のリアセンターガーニッシュです。

50エスティマのセンターガーニッシュ2

50エスティマのセンターガーニッシュ1

元々何も光りませんがカラーアクリルとダイヤカットアクリルを使って純正チックに点灯する様に加工させて頂きました。



F様、K様、この度は当店をご利用頂きまして誠にありがとうございましたm(_ _)m

tag : レクサスLMテールランプ移植エスティマセンターガーニッシュ

社外品のLED切れ対策

トール用の社外品リフレクターです。

トールのリフレクター1

すぐにLEDが切れ、新しい物に交換してもまたすぐにLEDが切れると言う事でご相談頂きました。

当初、こちらでLED打ち替えをさせて頂く予定でしたが、分解前に取りあえず点灯状態をチェックしたところ

LEDのオーバードライブの疑いがありました。

トールのリフレクター2

↑ブレーキランプでのフル発光状態。

車両電圧によってはLEDに流れる電流が40mAを超えます。

使われて居るLEDは特に変哲の無いSMDタイプ。

基板がアルミになっている訳でも無いのでちょっと流しすぎな気がします。

恐らくLEDの絶対定格値をターゲット値に回路設計されているのではないかと感じました。

当店で設計する場合は多くても30mA程度が上限ですね。

そこで今回は抵抗器で減圧して様子を見て頂く事になりました。

トールのリフレクター3

対策によって6割程度まで電流値を落としましたのでこれなら安全圏かと思います。

光量もそんなに暗くなりません。

半導体は絶対定格値の5割から6割を上限に回路設計を行う事が重要です。

明日は店の代車の車検を受けにコースに行きますので午前中はお休みとなります。

メールの回答が遅くなりますが御理解の程よろしくお願い致しますm(_ _)m

tag : LED定格値

CX-8にディミンパの取り付け

tag : ディミングターンシグナルディミンパCX-8

リフローに挑戦

先日のリレー機製作の続きです。早速リフローにトライしてみました。

この基板にリフローを行います。

リフロー1

リフローで取り付けるSMDパーツはこのトランジスタアレイです。

トランジスタアレイ

ランド間のピッチは1mmありませんが、この程度であれば手半田でも出来無い事は無いのですが、

少しでも効率よく行きたいので今更ながらですがリフローに初トライです。

まず基板のランド部分にクリーム半田を塗るのですが、ここも効率よく行きたいので厚紙をレーザーでカットして

マスクプレートを製作しました。

リフロー2

これを基板の上に乗せて動かない様にしてクリーム半田を塗り込みます。

リフロー3

穴の中に押し込む様に塗り込みます。

マスクプレートを外すとこの様な状態でランド部に綺麗に半田が乗っています。

リフロー4

この段階で多少はみ出しても溶けると表面張力でランドに戻るので問題ありません。

加熱には改造したオーブントースターを使いました。

庫内温度を計測出来る様にしています。

先に余熱します。

温度計

その後のリフローの様子は動画で撮影しました。



短くて一瞬ですが、半田部分が溶けると光沢が出てギラッと光りますのでわかります。一瞬で終了します。

250℃程度まで加熱出来る物であればオーブントースターでもホットプレートでも大丈夫です。

慣れてくるとこれは楽でしょうね~(・∀・)

仕上がりはこんな感じです。

リフロー5

通電チェックもOKです。

初めてのトライでしたがあっけないほど問題無く完了しました。

これは色々と応用が利きそうです(^^)

tag : リフロー半田

リレー機の製作

半導体不足でPICの入手が出来無くなったり何やらかんやらで支障が出ておりましたが、

なんとかPICも入手出来る様になってきましたので今後は内製にて対応していく事になりました。

これもコーディング同様に環境作りが結構面倒ですが、ようやく目処が立ってきました。

まだ充分ではございませんが、メインのシーケンシャルウインカーリレー機については旧来の

速調付き高性能版が提供出来るようになります。

写真はPICにプログラムを書き込んでいる様子です。

PICライター

PIC書き込み中

ハード側の製作もリフローの環境を整備中です。

またこちらもご紹介させて頂きますね(^^)

tag : シーケンシャルウインカーリレー機PIC

SUBARU用のデイライトコントローラーの製作

先日、後期ヘッドライトの移植加工をさせて頂きましたSUBARUのXVです。

元々デイライトが無いヘッドライトを搭載している車両にデイライト機能を持ったヘッドライトを移植しますので

当然ながらデイライトを点灯させる為の配線の接続が必要になります。

通常はイグニッションの回線から分岐して配線を左右のヘッドライトに接続しますが、

純正の場合多くの車両ではパーキングブレーキがオフの時にしか点灯しない仕様になっています。

この部分も忠実に再現する場合、パーキングブレーキ信号との連携が必要になります。

しかしSUBARUのXV(恐らくインプレッサ/スポーツも)ではパーキングブレーキをONにすると一瞬

パーキングブレーキ信号が瞬停を起こします。

理由は不明ですが何らかの意味がある仕様なのでしょうね。

そうすると困った事にパーキングブレーキをONにする度にデイライトがフラッシュする様に見えてしまいます。

その為この瞬停を回避する為のディレイ回路を製作してみました。

デイライトのコントローラー




万が一の故障時に素早く原因を切り分け出来る様にインジケータを付けました。

この様なワンオフ回路も可能な限り対応させて頂いておりますのでお気軽にご相談頂ければ幸いです(^^)

tag : SUBARUXVインプレッサデイライト瞬停瞬灯コントローラー

オープニングアクションの停止加工

アコード用の社外品テールランプです。

オープニングアクションを停止して普通のポジションランプにして欲しいと言うご依頼になります。

オープニングアクション停止

テールランプ側の構造によって方法が色々ありますが、分解して見ると基板の片面にLED、

反対側にドライバーとコントローラーが実装されている最悪のパターンでした。

基板

この様なケースではLED基板の新規製作、ドライバも新規製作とするのが確実なのですが、

シーケンシャルウインカー用のドライバも同じ基板に組み込まれているのでそうすると非常にコストが大きくなってしまいます。

なんとかこの基板を改造する事で実現出来無いかと言う方向で頑張ってみました。

オープニングアクション用のICチップのうち1個はウインカーの電源も兼用していた事もあり

骨の折れる作業になりましたがなんとか上手い事出来ました。

こちらがBEFOR、AFTERの動画です。



このオープニングアクションはポジションONになると動作開始しますので

例えばトンネルが連続するような区間ではかなりうるさい感じになりそうです。

せめてイグニッションオン時に1回だけ流れるのなら良いかも知れませんが、

当然車検もアウトになりますので停止出来るような工夫が欲しいところですね。

しかし電気的な接続無しに完全に動きが同期しているコーナーテールとトランクテールに少し感心してしまいましたW

こちらはレクサスLS600のヘッドライトです。



デイライトとシーケンシャルウインカーの加工になります。

H様、A様、この度はありがとうございますm(_ _)m


tag : オープニングアクション停止シーケンシャルウインカーレクサスLSデイライトアコードテールランプ

電子回路の修理

30アルファードのLM化に使用する中華製ヘッドライトの修理作業になります。

レクサスLMのヘッドライト

少し前に光軸が出ないと言う事で修理させて頂いたLMのヘッドライトとは別メーカーさんの製品です。

今回の不具合の内容はデイライト、ポジションを点灯するとウインカーがウインポジのように点灯してしまうと言う案件です。

内部電子回路の修理をさせて頂きました。

詳しくは動画にまとめています。



まさに中華製アルアル(-ω-;)

tag : レクサスLMヘッドライト修理

レクサスIS

入庫中のレクサスIS中期車両が完成しました。

レクサスISデイライト強発光

加工内容ですが、まずはデイライトの強発光加工です。

体感的にはノーマルの倍程度の光量になります。

純正との比較動画を作成しましたのでご覧下さい。



コントローラーのスイッチでノーマル復帰可能です。

LEDの定格内での余裕を持ったドライブなので寿命についても問題ありません。

そしてヘッドライト、テールランプにサイドマーカーも組み込みました。

レクサスISサイドマーカー加工2

レクサスISサイドマーカー加工3

レクサスISサイドマーカー加工4

レクサスISサイドマーカー加工1

さりげなく純正チックにと言う事で控えめですがしっかりと目立っています。

スイッチによって任意消灯可能です。

サイドマーカーは点発光と面発光でお客様によってくっきりと好みが分かれますが、

最近は点発光の方が人気がある気がします。

S様、この度は当店をご利用頂きまして誠にありがとうございましたm(_ _)m

tag : レクサスISデイライトL字ポジション強発光

どはまりの件

もう大丈夫みたいと言う事でお客様からご連絡を頂きましたのでご紹介させて頂きます。

先週どはまりしてしまった件ですW

今月の初めにご紹介させて頂きましたアウディーSQ5のヘッドライト加工です。

このブログを上げた時点ではまだ知る由も無かったのですが・・・

メーターにはエラーは無し

お客様にお引き取りにお越し頂き無事に出庫されましたが1時間ほどしてエラーが出たとご連絡を頂きました(・ω・;)

大変申し訳なかったのですが、再度お戻り頂き対策を行う事にしました。

そして対策後に改めてお引き渡し。帰宅後ご連絡を頂きエラーは出なくなったと言う事で安心しましたが、

なんと翌日に再度エラー発生のご連絡が(xωx)

どうやら停車直後にエンジンルームの温度が上昇したタイミングで出るみたいなので

温度での電流値変化が原因かと考えられました。

ウインカー時にデイライト/ポジションを強制オフにする事で車両コンピュータがデイライト/ポジションのLED切れと

誤認識してしまうのでその対策を行っていますが、その部分の回路の問題です。

さすがに3回もこちらにお越し頂くのも申し訳ないので次は対策のモジュールを製作して出張作業をさせて頂きました。

もうこれで大丈夫なはずと思いきやまたもや30分ほどで再度エラー発生(-ω-;)

これはシャレになりません(((( ;゚д゚))))アワワワ

急遽そのまま持ち帰り、根本的な部分から見直しをさせて頂く事にしました。

熱の問題以外にも何か見落としている事は無いか、こちらで追加した回路は全て正常なのか、全てを疑ってかかりました。

少し前に購入したオシロがまさかここで役に立つとは思っても居ませんでしたがw

2ch比較できなければこの動作確認は不可能でした。



回路の動作検証時の動画です。対策部分の回路は正常に動作していますのでここは可能性から除外出来ます。

こうやってひとつずつ影響の出そうな部分の状態を確認していき、最終的にまた違う方法で対策を行いました。

エラー対策には色々な方法があり、どの方法が有効かは実際に適用してみなければ分からない部分があります。

しかし今回の様に特定の条件でエラーが出ると言う事はあまり前例が無く改めて輸入車のデリケートな事を思い知らされました。

最後の対策後3日間お乗り頂いてエラーが出なくなったと言う事でもう大丈夫かと思います。

最近はこの様に一筋縄で行かない事が増えて来ている印象があります。

早く診断機の環境も万全に整えなければならないと痛感した一件でした(>_<)

tag : エラー対策アウディー

旧車用シーケンシャルウインカーリレー機の製作

先日少し紹介させて頂きました電子回路が完成しました。

旧車用の赤テールのシーケンシャルウインカーリレー機になります。

赤で囲んだ部分がリレー機です。

旧車用シーケンシャルウインカーリレー機

昭和40年代の旧車、230セドグロや510ブルなど1部の日産車で赤テールでシーケンシャルウインカーになっているものが存在しました。(その他にもあったかも知れませんが・・・)

呼称も「ハミングウインカー」「ウェーブウインカー」「フローライトフラッシャー」等々、車種によって変わったみたいです。

その後流れるウインカー自体が禁止になって2014年になって再び復活となりましたね。

今回はトラックに使われると言う事なので24V仕様で製作しましたが、12Vでも使えます。

今回のポイントはLEDではなくハロゲン球を動作させる部分になります。

LEDなら簡単なお話なのですがハロゲン球は消費電力が大きな上に突入電流の問題がありますので

大きな出力に耐える設計にしなければなりませんでした。

その為ケースも大きくなり、コストも大きくなっております。

動作の様子です。



電力が大きいので普通のテスト電源では全く容量が足りませんので、100A対応のデコデコでテストして居ます(・ω・;)

旧車の機械式のリレー機はもう殆どが入手出来無いと思いますのでこれで代用出来るかと思います(^^)

tag : シーケンシャルウインカーハミングウインカーウェーブウインカーフローライトフラッシャー旧車

新商品「ディミンパ」のご紹介

年始早々から開発を進めておりましたが、半導体不足のあおりも受けて大変遅くなってしまいました。

何人かのお客様にはすでにお待ち頂いておりましたが、ようやく新商品「ディミンパ」が完成しましたのでご紹介させて頂きます。

ディミンパ

この商品は大変お問合せの多いディミングターンシグナル風の点滅を簡単後付で実現する物です。

取り付けは至って簡単で、バッテリー+とアース、そして左右のウインカー信号線(前後どちらでも可)にクランプするだけで完了します。

そしてこれ1台で前後ウインカー、ミラーウインカー、メーターパネルインジケーターに適用されます。

メーターパネルのインジケーターは電球式の車種は反映されません。LEDになっていても反映が薄い場合があります。

使えるウインカーには以下の条件がございます。

・電球式のウインカーをLEDバルブに交換した物

・CAN通信式では無い灯火システム搭載車両

以上2点です。

前後で条件外が混成している場合は条件に合致した方だけに適用されます。

元々LEDウインカーになっているものはランプ側の加工が必要になります。

ランプ内部に有る定電流回路や昇圧コンバーターがこのキットの動作の障害になります。

シーケンシャルウインカーも対応出来ません。

CAN通信式の場合は前後でウインカー信号線が分離若しくは抽出不可となりますのでこれもランプ側の加工が必要になります。

そしてこの回路の最大の特徴はキットをパソコンに接続してお客様が自由に点滅パターンをデザイン出来る事です。

ウインカーは標準で1分間に85回程度の点滅周期となりますので1拍は約0.7秒、消灯時間は0.35秒となります。

この0.35秒の中で自由なパターンでウインカーを「点け足す」と言うのがこの回路の動作内容です。

まずはサンプル動画をご覧下さい。

パターン1はディミングターンシグナル風の点滅パターンです。






パターン2はパターン1を荒くしてカクカクさせたパターンです。使うLEDバルブによってはこちらの方が良く反映される場合もります。




そしてパターン3は2拍点滅(ダブルブリンク)パターンとなります。



これらはあくまで1例です。他にも無限にデザイン可能です。

まだ少ししかご用意出来ておりませんが、近日中にネットショップの方で販売を開始させて頂きます。

金額は25800円(税別)となります。

早く欲しいと言う方はこちらよりお問合せ下さい。


tag : ディミンパディミングターンシグナル

オープニングアクション

200系ハイエースの社外品ヘッドライトになります。

各部加工させて頂き、オープニングアクション機能を持たせております。

200系ハイエースのヘッドライト加工2

200系ハイエースのヘッドライト加工1

外観上の見た目の加工としましてはプロジェクター化粧板にアクリルフィンを製作、側面ウインカー部にはグラデーション加工。

そしてRGBのモノアイ。

200系ハイエースのヘッドライト加工3

インナーはキャンディーレッドカーボンの水圧転写仕上げです。

この加工のメインとなるオープニングアクションですが、まずは動画をご覧下さい。



車両には社外セキュリティーが取り付けられており、そのコントローラーからドアロック、アンロックに応じて信号が出ます。

その信号を拾ってオープニングアクションがスタートします。

動作内容はドアアンロックに連動して

・コの字デイライトが下からグルッと2回流れてから全灯維持。

・プロジェクター化粧板のアクリルフィンはコの字と反対向きに2回流れて全灯維持。

・モノアイが上下交互点滅

・セキュリティーからの信号がオフになるとフェード消灯。その間にエンジンをかけるとコの字とアクリルフィンはデイライトとして全灯維持(夜間はポジション減光)。モノアイもデイライトとして点滅を停止して通常点灯。

ざっとこんな感じです。

ドアロック時にはエンディングアクションとして同じ動作を行います。

オープニングアクションのコントローラーは車内設置で、盤面で状態をモニタリングしながら各種設定が可能です。



操作盤面の文字点灯色はモノアイの点灯色を反映させています。

車検に備えて完全合法仕様にも簡単に変更出来ます。

ウインカー部はイベント用の流れるウインカー加工を行っております。



動画はデモモードです。イベント用のリレー機になりますので公道ではノーマルモードでお使い頂く様お願いしております。

製作に当たっては何度も何度も入念な打ち合わせを行いながらこの形となりました。

お客様も大変お疲れになった事と思います(^^;)

K様、この度は当店をご利用頂きまして誠にありがとうございましたm(_ _)m

tag : オープニングアクションハイエースヘッドライト加工流れるウインカーエンディングアクション

80VOXY

以前にテールランプの加工をさせて頂きましたこちらのVOXYです。

80VOXYテールランプ加工

今回はヘッドライトをデイライト点灯させたいと言う事でリピート頂きました。

このポジションランプをメインスイッチ連動で点灯出来る様にする加工になります。

80VOXYヘッドライト

光源の光量のUPは無しで配線加工だけで行いましたので強発光にはなりませんが、

昼間に見えない事は無いです。周りの明るさにもよりますが。

そしてこのデイライトはスイッチで任意オフ出来る様にしています。

スイッチは純正のこのスイッチをご用意頂きました。

スイッチ文字盤

社外品のスイッチもご用意頂いていたのですが、イルミの点灯色が合わないので

この純正スイッチの文字盤をこの様に書き換えて取り付けました。

スイッチ

しかし、このスイッチ、ボタンを押している間だけ接点が閉じるタイプなので

コントローラーを製作しました。

このコントローラーによってスイッチを押す度にオンオフを交互に繰り返してくれます。

電子回路

メインスイッチオン時のデフォルトはオフです。

デイライトを消灯する事が目的のスイッチなのでスイッチがオフの時はデイライトは点灯しています。

スイッチをオンにすると盤面のインジケータが点灯してデイライトはオフになります。

製作中に何度も動作がこんがらがって苦労しました。歳取るとダメですね(笑)



N様、今回もどうもありがとうございました。m(_ _)m

tag : 80VOXYテールランプ加工スイッチ文字盤盤面書き換えオルタネイトモーメンタリー

販売開始

先日ご紹介させて頂きました「ハザードでは流れない」シーケンシャルウインカーリレー機ですが

本日よりネットショップで販売開始しました。

ハザードでは流れないシーケンシャルウインカーリレー機

当店に似つかわしいマニアックでニッチな商品です(笑)

シーケンシャルウインカーリレー基板

基板だけの販売になりますので上級者様、業者様向けとなります。


製作作業の方はソリオバンティッドの作業がかなり形になってきました。

ソリオバンティッドヘッドライト加工2

プロジェクターの化粧板に当たる部分が斜め外に向いている事、盛り上がりが大きいのでこの様に

イカリングをインナーの中に潜り混ませないとカバーに干渉する事があり、かなり難易度の高い作業になっています。

ソリオバンティッドヘッドライト加工1

まだ完成までには少々時間がかかりそうです(・ω・;)

お客様より装着動画も届いて居ります。



先日加工させて頂きましたアクアのヘッドライトです。

W様、この度は当店をご利用頂きまして誠にありがとうございましたm(_ _)m


tag : シーケンシャルウインカーリレー機ハザード流れないアクアヘッドライト加工ソリオバンディット

変換コントローラーの製作

変換コントローラーの製作例2つのご紹介です。

まずレクサスRCの2眼ヘッドライトから3眼ヘッドライトへの移植加工ですが、

この移植加工で問題になってくるウインカーの問題です。

レクサスRCポジション変換

2眼ヘッドライトにはウインカーが内蔵されていますが、3眼ヘッドライトの場合バンパーの

ポジション/DRLユニットにウインカーが内蔵されます。

その為ヘッドライトの移植と同時に2眼用ノーマルのポジションユニットにウインカーを作るか、若しくは

3眼ヘッドライト用のポジション/DRLユニットを移植する必要が出ます。

2眼用のポジションユニットも3眼用のポジションユニットもどちらもカプラーの形状、

配線の色、ピンアサインは全く同じです。(3眼用はウインカー用の配線だけが1本多いです)

一見、そのまま互換性がある様に見えますが、ポジション/DRLの点灯制御が違う為に点灯しません。

これはレクサスISでも同じ問題がありました。

この場合は専用のコントローラーを製作して解決出来ます。

レクサスRCポジション変換コントローラー

尚、このコントローラーを使うとDRLはフル発光になりノーマル3眼のDRLよりも明るく点灯します。


そしてもう1例は近くのショップ様からの救援依頼です。

新型のジムニーに社外品ヘッドライトを取り付けたところ動作しないと言うことです。

すぐ近くのショップさんなので出向いて現車確認しました。

元々搭載されているヘッドライトはハロゲン(H4)です。

社外品ヘッドライトもジムニーH4用のヘッドライトなのに動作しません。

H4は極性に色々な種類があり調べるのは結構面倒です(・ω・;)

メーカーによっても変わりますし、その場その場で調べてみないと万能な解決策はありません。

取りあえず市販の変換カプラーを使ってみることをお勧めしてその場は帰りましたが

後日ダメだったと連絡がありました。ヒューズが飛ぶと言うことです。

そこで今度は当店でもよく使う変換ハーネスキットを持って行き、取り付けて見ましたが

今度は正常に点灯はするものの、パッシングだけが機能しませんでした(-ω-;)

もうこうなると変換ハーネスを自作するしかありません。

H4変換回路

一見単純なリレー回路ですが、緑で囲んだパーツがキモになります。

勿論今度は正常に動作して解決となりました。

ジムニーヘッドライト

しかし専用に発売されているヘッドライトが適合しないとはかなり問題ですね。

このヘッドライトを取り付ける場合は注意された方が良いかも知れませんね。

tag : レクサスRCウインカー変換H4ジムニーヘッドライト

ボルボV40のテールランプ加工

今年最後の大物加工のご紹介です。

ボルボV40テールランプになります。

ボルボV40テールランプ2

ヘッドライトの後期型ヘのフェイスリフトでは多数加工してきましたが、

テールランプを触らせて頂くのは今回が初めてです。

元々のブレーキランプとバックランプ、ウインカー部分にアクリルを使ったシームレス発光の加工です。

今回の加工では高級車で増えているオープニングアクションを組み込んでいます。

メインスイッチがオンになると上下のブレーキランプのラインが2回流れます。

ブレーキを踏んだときやポジションがONになった時は同ラインが違う流れ方をします。

ウインカーは幅一杯を使ってのシーケンシャルウインカーです。

バックランプとウインカーは元々は横分割ですが、縦分割にしてウインカーの幅を広げています。

ボルボV40テールランプ1

詳しくは動画をご覧下さい。



そして各部、ノーマルに戻せる様にスイッチも装備しています。

オープニングアクションとブレーキランプで流れ方を変える必要がある事、スイッチには回路が必要になることがあり

コントローラー内部はこんな複雑な状態になっています。

コントローラー

この為だけに専用の電子回路の設計、製作を行いますのでどうしても高額になってしまう部分です。

ブレーキを踏みながらメインスイッチをオンにするケースが多いと思いますので、

その時の制御にも難しい問題がありました。

流れ方が違うのでオープニングアクション終了後に改めてブレーキ用のパターンで流れる様に

回路設計をする必要が出ます。

ポジションが点灯中にブレーキを踏んでからメインスイッチをオンにする等、多岐にわたる条件分岐を考える必要があります。

本来はマイコンを使ってもっとシンプルに出来る内容なのですが、大量生産では無いので

コストが全く合わなくなります。

なんとかお客様にも気に入って頂ける物が出来ました。

T樣、いつも当店をご愛顧頂きありがとうございますm(_ _)m

tag : ボルボV40テールランプオープニングアクションシーケンシャルウインカーアクリル

ディミングターンシグナル

シーケンシャルウインカーは嫌いと言う方(意外に多いです ^^;)に

お勧めのディミングターンシグナル加工のご紹介です。

デイミングターンシグナル

まあ、あまり主張する加工では無いのでわかる人にはわかりますが、興味の無い人にはさっぱり何のことやらと言う感じの加工です(笑)

取りあえず動画をご覧下さい。



左が加工後、右はノーマルです。

ノーマルと比べると消えるときにフワッと消えることがおわかり頂けると思います。

はい!ただそれだけですwww

点灯開始時にもフワッと点灯させる事も出来ますが今回は消灯時のみ効果を出しています。

おかしな物で、電球式のウインカーが主流の頃はキレの良いLEDの点滅にあこがれたものですが、

LEDウインカーが当たり前になってくると今度は電球の様にフワッと点滅させたいと言うアイデアが生まれます。

要はカスタムは世の中の主流派への反抗とも言えますね(^^)

今回はモデルにAMGE53を使っていますがLEDウインカー式の物であれば(そもそも電球式には必要ない加工)

殆どの物に対応出来ます。

E53で実証出来ましたが、輸入車の多くはウインカーの機能チェックにダイアグが入りますが

その部分でも問題は起きません。

ユニットだけの販売も可能ですし、ご入庫頂いての加工も可能です。

本体にはノーマル復帰スイッチがありますので車検時にも安心です。

余談ですが、電子工作をされる方だとコンデンサーの並列接続で簡単に出来そうにお考えになると思います。

その方法だととてつもなく大容量のコンデンサーが必要になり、突入電流も大きな物が発生しますしサージ発生の危険もありますのでお勧めしません。

やはりきちんと設計された電子回路が必要になります。


こちらはアコードCU2のバックランプです。

アコードのバックランプ

上下に分割して上半分はスモール/ブレーキランプに加工しました。

上下で光が混じらない様に仕切りも作っています。

レーザー加工機で基板を作っていますのでLEDの間隔もユニバーサル基板では出来無い微妙な調整をしています。

当店開店当時からご愛顧頂いているお客様です。

K様、いつも本当にありがとうございますm(_ _)m

tag : ディミングターンシグナルAMGE53アコード

RGBのLEDテープ貼り付け作業

入庫中のSLが完成しました。

ベンツSL

主な作業内容はRGBのLEDテープの貼り付け作業です。

普段はあまりこの様な海外製市販汎用品の取り付け作業はお受けしておりませんが、お得意様と言う事もあり

修理作業のついでと言う形で対応させて頂きました。



そもそものお話が他業者で取り付けたストロボの撤廃作業と、リアトランクから焦げ臭い匂いがしたと言うお話でした。

早速各部を調べて見るとトランクにある後付の配線が燃えていました。

配線火災

よく火災にならなかった事です(・ω・;)

この火災の原因を調べるとストロボコントローラーの電源線がバッテリーに直接続になっていましたが、

なんとヒューズが入っていませんでした(((( ;゚д゚))))アワワワワ

ストロボコントローラー内部か出力側でショートが起こったのだと思いますが、ヒューズが入っていないと

こんな恐ろしい事が起こります。

取りあえず旧配線類は全て外し、あらたにポジション電源の配線を新設してRGBのLEDテープを取り付けました。

RGBのLEDテープは思った以上に電力を食いますのでリレー機の接点容量、配線のスケア、ヒューズの容量も入念な検討が必要になります。

普段はあまりこの様な作業は行わないとは言え、お受けしたからには重要な事は完璧に作業させて頂きます。

まずRGBのコントローラー。

RGBコントローラ

よく見かけるタイプですが、防水性は全くありませんので、車体外部に取り付ける場合は簡単に内部浸水が起こります。

これはエンジンルームの中でも避けられません。

浸水が起こると基板や電子部品が腐食してショートを起こすことがあります。大変危険です。

何もこのコントローラーに限らず、市販汎用のウインカーポジションコントローラーやデイライトコントローラー、

CCFLイカリングのインバーターなどでも防水処理が全く行われて居ないものがたくさん存在します。

当店で取り付ける場合はこの様に完全防水のケースを製作します。

防水ケース

中央の円形の窓はリモコンの受光部です。

そしてLEDテープ同士を連結するこのカプラーも使いません。

カプラ

お手軽で便利なので室内など、防水を考えなくても良い場所では使っても良いと思いますが、

接触不良が起こりやすい部分なので全て半田で直つなぎで取り付けを行います。

市販品の点灯不良などは大半が浸水による故障です。

この様に取り付け前にしっかりとした防水対策を取ることで故障のリスクは低減出来ます(^^)

オーダーメイドでのコントローラー製作

リアバンパーのリフレクターを流す為のコントローラーを製作しました。

単に流れるだけでは無くお客様のご要望により、5回流れた後は全灯に移行します。

スモール/ブレーキでの点灯なので光量はダブル球発光になりつつ、スモール点灯時からの

ブレーキランプでは一旦全消灯から強発光で流れます。

そしてコントローラーにはスイッチの切り替えで

・完全オフ

・流れないダブル球発光

・流れる

の3モード選択出来るようにとの内容になります。

アナログな電子回路での製作になりますのでバッテリ電圧の変動や急激なブレーキのオンオフで動作が

不安定になりがちですが、そこも出来る限りの対策は採っております。



(三脚の固定が悪くて端が見切れております。申し訳ありません)

専用での開発となりますので開発費も発生しますので安くは無いですが、この様なこだわりの

回路設計も行っております(^^)

H様、いつもありがとうございますm(_ _)m


そしてお客様から装着画像が届いて居ります。

先日加工させて頂きましたメルセデスA35 AMGのテールランプです。



初回の装着で想定外の誤動作が確認出来ましたので一旦コントローラーだけ返送して頂き、

対策を行った上で再度テストして頂いたところ解決しました。

初めて触る輸入車ではこの様に事前に想定出来無い事もありますのでご理解頂ければ幸いです。

Y様、いつもありがとうございますm(_ _)m


そして悪戦苦闘中のA6マトリクスライトですが、なんとかなりそうな光が見えて来ました。

A6マトリクスヘッドライト

まだ解析は続いておりますが、肝心要のハイビーム、ロービームは動作の目処が立ちましたので

プロジェクターを本体に戻し、残る解析を続けています。

さすがにテクノロジーの塊のマトリクスヘッドライトは国産車の様に簡単には行かないですね(-ω-;)

tag : A35シーケンシャルウインカーテールランプ加工コントローラーA6マトリクスフェイスリフト

面白いアイデア

現在加工中のポルシェカイエン958前期型用の社外品テールランプです。

このテールランプ、ウインカーがシーケンシャルウインカーになっています。

しかも車体側への配線加工は一切不要とのこと。

ウインカーがコーナーテールにしか無い車両の場合は当たり前に出来るお話ですが、

このテールランプは4灯式でバックドアテールの方にもウインカーがあります。

この様な場合、バックドアテールからコーナーテールにウインカーの同期信号を受け渡す必要がありますが、

それがカプラーONで出来るって一体どんな仕組みなのか大変興味がありました。

取りあえず加工する前に車体に装着して不具合が無いか点灯確認を行って頂きました。

テスト時の動画を見て謎が解けました。

これがウインカーの流れる順序です。

カイエンのテールランプ

なるほど・・・バックドアテールは流れない、そして2番の点灯開始を1番よりもわずかに遅らせてやれば

視覚的にはシーケンシャルウインカーに見えますね。

上手いアイデアだと思います。

これならバックドアからコーナーテールに配線を通さなくても良いので普通の人でも

簡単に取り付け出来ますよね。

こちらにメーカーさんの動画がありますので興味のある方は見て下さい(・∀・)

恐らく注意してみなければバックドアテールのウインカーが実は流れていないと言う事に

気がつく人の方が少ないのではないでしょうか(笑)

そして肝心のご依頼の内容はこのシーケンシャルウインカーを停止して欲しいというご要望です。



シーケンシャルウインカーが嫌いと言われる方も結構な割合でおられますね。

今回の件ではバックドアテール側は流れていないことが判明しましたので最初のお見積もりの半額で済みました(^^)


入庫中のE89の方も少しずつ進んでおります。

こちらは切削の終わったイカリングの発光フェイス部分。

イカリング発光部

この後ヘアラインを入れる加工を進めます。

そしてイカリングのベースとなる部分も現在切削中です。

イカリングのベース

この上に光源部が乗り、更にその上に発光フェイスが乗るので結構な厚みになります。

スペースが無い場合はこの工法は不可となりますが、幸いにもE89の場合はスペースはクリア出来ました。

完成形は相当に格好良い顔つきになる予定です(^_^)v

tag : カイエン958シーケンシャルウインカーE89イカリングヘッドライト

電子回路の改善

以前に加工させて頂きましたボルボV40の後期型ヘッドライトの前期車体への適合加工です。

ボルボV40のヘッドライト


その後ディミングターンの追加、そしてその後にポジションの復帰をフワッとした復帰にする回路の追加をさせて頂きました。

この回路は12V用の物なのですが、ボルボのウインカー、ポジションの点灯には30V近い高電圧が必要になりますので

本来は使えないのですが、回路に1部改良を加えて30V環境で動作出来る様にしても

実際に車載してみなければ動作の保証は出来ない旨

お客様に御了承を頂きある意味試作的な対応とさせて頂きました。



ところが装着してしばらくしてから少し動作がおかしいと言うご連絡を頂きました。

ポジションランプ点灯時にウインカーを出すとトールハンマーラインが白から黄色に反転する瞬間に白がフラッシュすると言う事です。

肉眼ではわかりにくいので動画を撮影して10分の1の速度でスロー再生すると



一瞬ですが白が明るくなる事が確認出来ます。

ポジション時の減光された光量からデイライトのフル発光光量に一瞬UPしています。

原因がなかなか判らず時間がかかりましたが色々と調べると回路中の電解コンデンサーの残電荷が

悪さをしている事が判明しました。

電荷を完全に抜く対策を施してこの症状は解消しました。



今回の加工ついでにサイドマーカー的にLEDを1発追加しました。

オーナー様は自動車関連のお仕事をされているのでこの現象に気がつかれましたが、

普通はなかなか気がつかないレベルの現象だと思います。

このオーナー様は大変車にご理解が深く、加工のリスクもよくご理解頂いている方なので

リスクのある試作的対応もさせて頂いております。

専門的な見知で検証をして頂けてこうやって私も貴重な経験が出来ることは本当にありがたい事です(^^)

K様、いつも本当にありがとうございますm(_ _)m

尚、この固体以外のV40ヘッドライトではこの回路(ポジションのフワッと復帰)は使っていませんので

該当オーナー様はご心配ありません。


話は変わりますが、こちらはRCオデッセイ用の3Dイカリングです。

RCオデッセイ用イカリング
四角いイカリング

DIYでこのプロジェクターに装着されたいと言う事でイカリングだけ製作させて頂きました。

この手のイカリングは市販のSMDリングの様に簡単な取り付けは出来ません。

プロジェクターの化粧板と一体になるように化粧板側にも加工が必要になります。

場合によっては整形、塗装の必要も出ますので積極的な販売はしておりません。

しかし取り付け出来るスキルをお持ちの方にはノーサポートが条件になりますが単品販売もさせて頂いております。

RCオデッセイの場合は当店に製作データがあるので単品販売と言う形が可能ですが、データが無いものは

プロジェクター現物をお送り頂き、こちらで組み上げまで行う必要があります。

ご理解頂ければ幸いです。

tag : ボルボV40ヘッドライト移植フェイスリフト

ディミングターンシグナル

MAZDAがCX-30で採用した「ディミングターンシグナル」が格好良いと話題になっていますね。

当然当店にもこれを加工で実装出来無いかと言うお問合せは頂いておりました。

人気の移植加工となっておりますボルボV40の後期型ヘッドライト移植の際にこれも追加して欲しいと言う事でした。

ボルボV40ヘッドライト

12Vで点灯するウインカーなら過去にブレーキランプの残光点灯の加工



を行った事がありますので、コンデンサーの容量を調整するなどで

この回路を少し改良してやれば簡単な事ですが、

このボルボV40ヘッドライトのウインカーは高VfのLED回路になりますので、

コンバーターで電圧を昇圧させてからの残光設計となり、回路の改良に苦戦しておりました。

一旦はあきらめて移植加工だけで納品させて頂いておりましたが、私自身どうしてもあきらめきれず

納品後もあれこれ考えたり、電子回路設計の専門家の方に助言を頂きながらなんとか成功にたどりつきました。



いかがでしょうか?

点灯開始はLED特有の瞬間で0から100に光量が上がる感じは通常のLEDウインカーと同じです。

しかし消灯時はフワ~っとした感じで消灯します。電球ウインカーと似ていますね。

M様、この度は大変良いお題を頂きまして誠にありがとうございましたm(_ _)m

他のお客様からもシーケンシャルウインカーとの組み合わせでのお問合せも頂いておりますので

近日中に試してみたいと思います(^^)


tag : ディミングターンシグナルボルボV40ヘッドライト移植

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