光軸調整不可

年末に発送したライトなのですが、光軸調整が出来ないと言うことでご返送頂きました。

加工時にはリフレクターの機能にかかわる加工はしていないので光軸調整ネジの破損を疑いましたが、やはり分解してみると完全にネジがなめていました。
調整時に無理矢理ネジを回した結果です。
ネジ

リフレクターやプロジェクターはライト本体には3つの軸で固定されています。
光軸

赤が固定軸、右の黄色が左右調整用の可動軸、下の黄色は上下調整用の可動軸です。

光軸調整ネジを回すことでこの軸受けの位置が移動して相対関係を変えて光軸を上下左右に調整します。

非常に単純明快な構造ですね。

でもこれについてきちんと理解されていない業者さんが結構な割合で存在します。

大変多いパターンは上下の調整をしたいのに左右用のネジを回していることに作業者が気がつかず、いくら回しても光軸が変わらないので可動範囲を超えて無理に回してネジをなめたり、軸受けが抜けたり、あるいは軸受けが割れて破損してしまうケースです。すでに定番化されていると行っても過言ではない程多いですね。

作業している人は自分は光軸の上下方向の調整をしているつもりなのに、実際に回しているネジは左右用のネジ。どこまで回しても上下が動かないのは当然なのですが、そもそも左右の調整が出来ることすら知らない業者さんも居ます。うそみたいなお話ですがこれが現実です。

一旦壊してしまうと補修部品が出ていないのでライト丸ごと用意する必要があり、修理費も大変高額になります。

光軸を調整するときはスキルのはっきりしない業者さんにお願いするよりもディーラーさんにお願いするのが1番確実です。

もしディーラーさんに入庫出来ない様なお車の場合は陸事(車検場)近くのテスター屋さんでお願いする方法もあります。

車検場の近隣にはたいていテスター屋さんがあります。車検に備えて色々なテストを出来るコースですが、光軸だけの調整もしてくれます。

テスター屋さんは毎日色々な車の光軸調整をしていますので車種ごとのネジの位置、回す方向は殆ど覚えておられます。

いつも見ていてその迅速で確実な見事な仕事ぶりに感心する程です。

ご参考になれば幸いです。




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